まどかマギカ東京アニメアワードで受賞しまくり。しかし虚淵玄氏の様子が
我らが魔法少女まどか☆マギカが東京国際アニメフェア2012で様々な賞を受賞が決定しました。
様々な賞をとりまくって、ありがたみもあまり感じなくなってきているような印象もありますが、何はともあれめでたいです。
http://www.tokyoanime.jp/ja/award/winner/
アニメフェア2012の概要
- 名称:東京国際アニメフェア2012
- 主催:東京国際アニメフェア実行委員会(実行委員長 石原慎太郎(東京都知事))
- 協賛:東京国際アニメフェア実行委員企業・団体 他
- 会場:東京ビッグサイト 東京国際展示場 東1・2・3ホール 他
- 会期期間:2012年3月22日(木)~3月25日(日)
【ビジネスデー】3月22日(木)/3月23日(金)
【パブリックデー】3月24日(土)/3月25日(日) - 入場料:【ビジネスデー】
事前登録 無料
未登録 1,000円
※事前登録は2012年2月1日よりホームページ上にて開始
※関係者およびビジネス目的の来場者のみの受付のため、18歳未満は入場禁止
【パブリックデー】
当日 / 大人:1,000円 中高生:500円
前売 / 大人: 800円 中高生:400円
※小学生以下、65歳以上および障害のある方と介助の方2名までは無料
受賞した賞
- テレビ部門 優秀作品賞:魔法少女まどか☆マギカ
- 監督賞:新房昭之
- 脚本賞:虚淵玄
3つも賞を取るなんて、さすが魔法少女まどか☆マギカです。
僕たちファンも鼻が高いですよね。
このようなコンテストがあれば、魔法少女まどか☆マギかは間違いなく入ってくることは当然ではありますが。
ファンとしては受賞するのは嬉しいことなのですが、虚淵玄氏はどうも複雑な心境のようです。
虚淵玄氏の葛藤
虚淵氏は、賞を貰った事に対してはやはり嬉しさはあるのだろうが、そもそも、理不尽な条例に対して反対の立場をとっているのに、「賞もらえた。ありがとう」とは思えないようです。
辞退という文字も頭に浮かんだが、辞退ができるようなものでもないみたい。
そこで、200文字に思いを載せて、東京都にメッセージを送ることはできないものかと考えたようです。
逆転の発想というのでしょうか。
どんな内容のメッセージが載せられるのかはわかりませんが、この小冊子欲しいなー。
正直ね、俺は一途な少女や片思い拗らせたオッサンを虐め倒すテキストは大得意だが、法律とか小難しいことは大変苦手。
このツイートには、笑ってしまった。
フォロワーのみんな、オラに力を貸してくれ!! といった感じでしょうか。
文章の内容は
「受賞できて嬉しいです」
といいつつも、自分の伝えたい思い、皮肉のような物も表現したいと考えていらっしゃるようですな。
出来る限り伝えたい思いを200文字に詰め込む為に、皆さんのお知恵を拝借といったところでしょう。
Twitterの140文字とはとても短く言いたいことはほとんど伝わらないのに、それと大差ない200文字で全ての思いをぶつけることは相当難しそうですね。
私もこの意見に賛成です。
児童ポルノ反対と言っているわけではなく、何をもって児童ポルノとするか。
なんでもかんでも権力をちらつかせて押さえ込むのはいかがなものかと思います。
いや、まどかのパンツ!!とかほむらのおっぱい!!とかいってる僕が言えた義理ではありませんが。
虚淵氏は多忙ゆえ、個々へのレスポンスは出来ないとのこと。
というか、一度レス返し始めたらいつまで経っても終らなくなるので至極当然。
ある程度、草稿がまとまったらスクリーンショットを撮影してアップしてくれるとのことです。
ツイッターは140文字制限があるので、SSを撮影というわけですね。
確かに上記の考えも可能性として心配ではありますが、そこは考えすぎでしょう。
エロゲー出身ライターというのを全面的に押し出して欲しくないと考えているのではないでしょうか。
1972年生まれ。株式会社ニトロプラス勤務。『ファントムオブインフェルノ』『鬼哭街』『沙耶の唄』など数多くの非実在青少年を題材としたポルノ作品において企画・脚本を担当し、同社姉妹ブランドのニトロプラスキラルにおいてもボーイズラブ作品の監修を行う。『ブラスレイター』にて板野一郎監督の薫陶を得たことからアニメ作品に本格的に参加。『魔法少女まどかマギカ』においてはシリーズ構成と全話脚本を担当した。
なかなか良くまとまっていると思います。
ポルノ作品やボーイズラブ作品で培った構成力が魔法少女まどか☆マギカで発揮されたということが伝えられるのではないでしょうか。
けんか腰はダメですね。
良いチャンスだから言いたいことは言って欲しいとは思いますが、さりげなく皮肉を言う程度が見てるほうからすればメシウマなんではないでしょうか。
賞は賞で嬉しい物ですから、堂々としていて欲しいと思います。
どこまでも紳士で、自分の意見は言う。
素晴らしいと思います。
※プランA
この度の受賞を大変栄誉に思います。いまアニメや漫画に携わる全ての作者が、運用方針の曖昧な規制条例という地雷の存在を靴底に感じながら、不安な道程を歩んでいることを思うと、まだ条例改正の可決より以前に、憲法に保障された表現の自由を盤石と信じて筆を執ることができた本作は、大いに幸運でありました。いつか再び過日のように、すべての表現者が憚ることなく創作の翼を広げられる日々が戻る事を願って止みません。※プランB
私の出発点であるところのアダルトゲーム業界は、なるほど潔癖なる方々の目には汚泥の溜まりと映るかも知れません。が、そんな泥沼の養分があってこそ蓮の花も咲くのだと、どうかご理解いただきたいのです。泥を浚えば蓮も狩れ、後には不毛の荒野しか残りません。私を評価に足る脚本家として指名してくださった東京都政に、今なお本邦の文化を枯渇させまいとすると良識を期待した上で、この度の受賞を真に栄誉と喜びたいと思います。
※プランC
この度の受賞を大変栄誉に思います。潔癖を是とする社会からは汚泥とも映るであろうアダルトゲーム業界ですが、そこで培った感性があってこそ、本作の脚本は成立しました。私を評価して頂いた皆様には、汚泥の養分があってはじめて蓮の花も咲くのだとご理解頂けたものと、喜びを新たにしています。憲法に保障された表現の自由の盤石であると信じるすべての表現者が、憚ることなく創作の翼を広げられる社会の実現を願って止みません。
どちらも甲乙付けがたい、良い出来に仕上がっていますね。
なんだかんだで、プランCが一番練られている感じはしますね。
正直、これが掲載されたらものすごく痛快なのではないでしょうか。
私のような外野からしてみたら、石原都知事がどのようなコメントを返すか、非常に興味があります。
そもそもこの文面で掲載されるのか。
されたとしても、コメントをしてくれるのかはわかりませんが、石原都知事の性格上、いらんこと言いそうな気はします。
最終的に、こんな感じでまとまったのかな。
とても綺麗にまとまっていますね。
卑屈になることなく、意見は言う。
そして、あくまで紳士的に。
全てを満たしているのではないでしょうか。
虚淵氏のつぶやきから始まった、東京都へのメッセージですが、虚淵玄氏の独断。というだけではなく、話題作りというか、ブランディング戦略のような物があった事も否めないとは思います。
とはいえ、これだけ自分の立場を明確に前に押し出していくスタイルは素晴らしい物で、戦略がうまく機能しているなぁと感心しました。
今後も、ファンとして応援していきます。
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2012年2月19日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:速報 魔法少女まどか☆マギカ