巴マミは小説版でも巨乳!!小説版 魔法少女まどか☆マギカ レビュー

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魔法少女まどかマギカの小説版のレビューを行います。

結論から言うと、かなり素晴らしい作品でした。

もちろん、ベースとなるアニメ版まどマギ自体の出来が素晴らしいからこそ、ノベライズ版も素晴らしいものが出来たわけですが、原作を壊すことなく、足りなかった分を補足している点でかなりの高評価です。

原作との違いは、基本的にまどかの一人称、ですます調で語られるので、まどかがその場に居ないシーンが繋がらなくなる事を防ぐ為、 キュゥべえを介して心の声が聞こえてくるといったギミックで全体描写の調整が行われています。

まどかの視点で物事を見るので、まどかがそのシーンでなにをどう考えていたかということが良くわかります。

まどかの心理描写が細かく書かれているので、シーンによっては原作よりぐっとくるシーンもありました。

 

巴マミは小説版でも巨乳

挿絵はこんな感じでとってもかわいらしいです。

巴マミのはちきれんばかりのパイオツ・・・

マミさんファンなら、この挿絵だけでも買う価値はあるのではなかろうか。

まどかは、友達を探しています。

さやかのことは友達なんだけど、本当の友達ってなんだろう。

さやかのことは本当の友達なんだろうか。

そんなことを常に悩んでいます。

 

友達というのは、この小説版のまどかマギカのテーマでもあります。

 

「マミさんは、もうひとりぼっちなんかじゃないです」

「・・・・・・・・・・・・」

不意に顔を背けたマミさんは━━やがて、震えた声で言いました。

「まいったなぁ・・・・・・まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのになぁ・・・・・・やっぱり私、駄目な子だ・・・・・・」

「マミさん・・・・・・」

「本当にこれから・・・・・・私と一緒に、戦ってくれるの? 側にいてくれるの?」

振り向いたマミさんの大きな瞳には、涙がいっぱい溜まっていました。

それを見たわたしの弱虫涙も、また溢れ出しそうになるけど━━

ぐっとこらえて。わたしは頷きます。

まどかは巴マミと友達になり、魔法少女になろうとします。

その時、マミが感極まるシーンの描写なんだけど、原作より感動できた。

アニメでのあのシーンは、マミ視点での感動ですが、小説版ではまどかも泣き出しそうなくらい感動していたという事がよくわかります。

この細かい心理描写が小説版のいいところです。

 

マミられたシーン。

何が起きたのかよくわからないまま、わたしとさやかちゃんが見つめるその前で―

黄色い衣装に身を包んだ身体が、地に落ちて。

マミさんの首から上が。

・・・・・・消えてしまいました。

こんな感じで、基本的にまどかの一人称、ですます調なのに、挿絵と内容は結構、どぎつくなっています。

 

小学生のとき、転校してきたばかりのまどかに優しくしてくれたさやか。

呆然とするわたしをよそに、その子はしゃがみ込んで、躊躇することなくポケットからハンカチを取り出し、ひとつひとつ教科書を取り上げて拭いてくれました。その子のランドセルが赤いことに気が付いて、ようやく女の子だ、と気がつきます。

この挿絵にきゅんときたさやかスキーは購入確定フラグが立ったではないでしょうか。

 

なお、上巻の解説は、僕の大好きなゲームライターの、田中ロミオ氏が担当しています。

氏の作品では、加奈 ~いもうと~ 家族計画 星空☆ぷらねっと が大好きです。(山田一名義ですが)

ロミオ名義だと、CROSS†CHANNELRewriteが有名なんじゃないでしょうかね。

ちなみに、泣きゲーというジャンルはかなり大好物で色々やりましたが、最も泣けたゲームは加奈~いもうと~でした。

と、脱線してしまいました。

 

下巻の表紙はこんな感じです。

ほむほむ、まじほむほむ。

リボンほむらが大好物の僕には最高の贈り物です。

贈り物っていっても自分のお金で買ったのですが。

 

 

杏さや需要もばっちり満たしています!

 

ダークサイドオブザムーン状態のさやか

「・・・・・・さやか・・・・・・ちゃん」

その声に、振り向いたさやかちゃんの片目は潰れていました。何かどろどろとしたものが目があった場所から流れ出ていて、唇の端からも、鼻からも、その他至るところに血の跡が滲んでいました。腕の一部は裂け、足も骨が見えるほど抉られていました。生きているのが不思議なほど――さやかちゃんは、ぼろぼろに切り刻まれていました。

と、こんな感じで、結構細かくグロテスクに描写がされています。

 

ところで、杏子なんですが、小説版の杏子はかなり良い子です。

アニメ版では描き切れなかった優しさ、さやかへの思いも補足されています。

まじで、小説版読んで、杏子のことが好きになりましたよ。

 

「あんた・・・・・・信じてるって言ってたじゃないか! この力で人を幸せにできるって!」

そして槍を構え、突撃した杏子ちゃんに━━さやかちゃんの剣が伸びます。

杏子ちゃんの槍が甲冑の胸に突き刺さり、さやかちゃんの大きな剣が、杏子ちゃんのお腹を切り裂くのは同時でした。

鮮血が飛び散り、何かが割れた音が聞こえました。

それは、取り返しのつかない何かが壊れた音で━━

もう戻れない何かが始まっているんだって━━白くもやがたちこめる音のない世界で、わたしは悟ります。

「・・・・・・おまえは、あたしがなりたかったあたしなんだぞ・・・・・・」

その痛いほどの静けさの中で━━

「・・・・・・あたしのしてきたことを、かっこよく否定してくれる存在だったんだぞ」

まるで泣いているような、その声が響いていました。

「━━頼むよ神様・・・・・・こんな人生だったんだ・・・・・・せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させてよ・・・・・・」

 

杏子がさやか(オクタヴィアの魔女)と戦っているシーンです。

杏子はさやかのことを本気で好きになっていたっていうことが、原作よりもよくわかります。

ほんと、僕が、杏子というキャラを更に好きになれたのは、小説版のおかげです。

 

そして下巻の一部(アニメでいう10話)は、ほむら視点の一人称で語られます。

これがまた、良いんです。

 

体が弱い事をすごく気にしているほむら

黒板の前に書かれた問題を前に、私は冷や汗いっぱいだった。

目の前の数式がまるで魔法の呪文か何かにしか見えなかった。吐き気がこみ上げ、景色も白く霞み始める。まずい。貧血の症状が始まっている。

私の心臓は、生まれつきとても血管が細い。

だから、急激な運動をしたり、極度に緊張したりすると、胸がどうしようもなく苦しくなった。それはやがて━━なんでもない時にも無意味なプレッシャーへと代わり、結果、極度の人見知りとなった。

 

ほむらもまた、友達を探していた。

まどかに出会い、まどかに憧れ、まどかの為に何度もループを繰り返すのはご存知の通り。

まだ、この本を手に取ってない方は、是非手にとって読んでみてください。

 

アニメ版は個人的にはきれいにまとまって終ったと思っています。

しかし、これだけの良作アニメ、あともうちょっと違った側面も見たかった という気持ちもありました。

ノベライズ版まどかマギカは、そんな需要をぴったり満たしてくれるものでした。

 

正直、ノベライズ作品だから期待していませんでした。

内容も、蛇足にならない補足になっていて、ほんと、良い本を買ったと心から思えました。

 

というわけで、レビューというか紹介というか、この記事を終りたいと思います。

 

初回限定版には、ファンアートブックがついてきます。

素晴らしい絵が多数、収録されていました。

ファンなら是非、ゲットしておきましょう。

 

この記事の引用元

『小説版 魔法少女まどか☆マギカ』一肇(ニトロプラス)/ニトロプラス

引用されている画像及び、動画の著作権は各権利所有者に帰属致します。
再配布・譲渡・販売はご遠慮願います。

 

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